cyborg’s blog

たまに更新します。

画期的な生活基盤の変化

ニュートン力学量子力学といった論理で埋め尽くされた物理の世界。
それは実生活からでは何の役に立つの?と思われる研究だったに違いない。
まさしく社会還元の意味では当時は「無駄」以外の何物でもなかったのだ。
しかし今の暮らしの支えとなる理論であり、これらを抜かして現在の生活を語ることはできない。
昨今、実生活に理科実験が役にたたない、大学研究は企業と連携して利益を生み出すべしといった風潮がある。
政府の教育推進方法にはNGを出したい。
全ての教育がすぐさまの社会的還元を目的とする必要はないのではないか。
利益主義は一歩先、二歩先を見ることを是としており、三歩先、四歩先を見ようとはしていない。
特に会社の目もそうである。
社会人となって4年目になるが、多くの社会人が「社会人は学生とは違う」という言葉を発するのに腹が立つ。
少なくとも高校卒業以上、つまり大学や専門学校生は「社会人」に含めてもよい人がいるのではないか。
きっと彼らの理論や研究成果が我々の孫や曾孫世代の生活を支えることになるのだ。
しかし、一歩先の利益還元型教育により画期的進歩は抑えられるかもしれない。
ゆとり教育に始まり、ゆとり教育の撤回、産学連携の大声での推進。
文部科学省、政府の方向性に疑問を持つ最近である。