いま、会いにいきます

竹内結子さん、中村獅童さんのW主演。
もう公開終了も近いのにシャンテ・シネもほぼ満席状態。
終わり近くではすすり泣く声がちらほらと聞こえてくる状態。
かく言う私も危うく涙腺が・・・なんとか留まったが。
竹内結子さんがでてくる映画はどうも「死人が生き返る」あるいはそれに順ずる形のものが多い気がする。

• 黄泉がえり・・・自分が死に。でも蘇り
• 星に願いを・・・彼氏が死に。彼氏が蘇り
• 天国の本屋〜恋火・・・自分が死に、天国へとたずねてくる人あり
• 「いま、会いにいきます」・・・自分が死に。でも蘇り

過去の作品はおいておいて、今回の作品は感動する部分は分かりやすかった。
が、時間軸を考えてしまうとちょっと難しい。
時間の前後関係がちょっと分かりづらいところもあった。
序盤から中盤まではほぼ巧さんの視点で描かれ、澪さんとのストーリーが語られる。
最終盤で、同じストーリーが澪さんの視点からなぞられる。
巧さんが澪さんへの片想いだったと思っていた青春が、実は両想いだったということが明らかにされていく。
竹内結子さんが、母親役として新たな世界を開いた感がある。
いいなと感じる作品には必ず「いいな」のシーンが存在する。
今回だと、澪さんの手が巧さんのポケットに入っていくシーン。
何度か重要なシーンで描かれていたが、澪さんの台詞「お邪魔します(だっけ？)」との重なりがシーンに厚みをましている。
そして忘れてはならないのがユージくん。
お母さん大好き、お父さんも大好きの純情ぶりが健気で健気で・・・
ついでに凛ちゃんも登場。かわいい。
スウィングガールズ＆a boy　の平岡くんも僅かながら登場。
旬のキャストによるちょっと心温まる＆感動するストーリー。