cyborg’s blog

たまに更新します。

僕はモンスター

恐い夢を見て目覚めてしまった・・・
我が家はイモムシガタの種族である。
事件は太陽がポカポカと暖かい昼下がりに起こった。
その日は、ヒサシブリにお母さんと弟と僕の3人でご飯を食べていた。
母親の手作り料理である。
その料理に手をつけようと思った矢先に、食事めがけて、いや、きっとそれは僕をめがけて火の玉が飛んできた。
その方向を見ると、なんと勇者、戦士、そして魔法使いが立っている。
続いてさらに大きな火の玉が飛んでくる。
戦士の剣が振り下ろされる。
※彼らの立場からすると、いわゆる「先制攻撃」もしくは「モンスターはまだこちらに気付いていない」というやつか。
僕はお母さんと弟をつれて必死で逃げようとするが、動きの早い勇者に回り込まれる。
※モンスターは逃げようとすると回り込まれることはないはずなのだが
勇者の一振りが僕らの頭上に降ってくる。
僕は短い手足を必死でばたつかせて飛んでみようと勇気を振り絞る。
するとそのとき奇跡が起こった。
羽が生えてきたのだ。
勇者の剣を間一髪かわした僕はお母さんと弟を抱きかかえて、空を飛んでいく。
その後も魔法使いが放つ火の玉が上空まで追ってくるが、なんとか僕らは逃げ切ったのだ。