投票先を野党で判断
参議院選挙が近づいています。
今回からは18歳以上にも選挙権が付与されますので、投票人口は増加します。
さてさて若者の動きやいかに。
選挙権はまだない若者?
これまでの選挙を振り返ると、自分が何を重視して投票しているのかがちょっと分かってきた気がします。。。今更ながら自己分析。
①個人の考える政策
②所属する政党の政策
③個人と所属政党の整合性
④野党時代の動き
⑤実現性
①や②は特に説明も不要でしょう。
①~⑤について、それぞれまったく別ものというわけでもなく、お互いに影響し合う場合もありますね。
③個人と所属政党の整合性
これね。もう本当に、個人と政党で食い違うことの多いこと多いこと。
基本的には個人と政党で考えが食い違う場合、9割あるいはそれ以上に個人の意見は通らないことでしょう。
そもそも個人と政党で考えが異なることはあっても良いと思います。
政治というのは、外交問題(対米、対中、対ロ、対欧州etc)、年金問題、社会保障etc、、、と、まぁ、様々な問題をはらみ、課題を抱えています。
これらの全てで意見が一致することなど、まずありえない。
私が重視したいのは、たとえ個人の意見が通らなかったとして、組織の判断に従うことができるかどうか、ということです。
これができない人たちが、どんどんと離党していくのですね。
しかも、離党のタイミングは、政党の支持率が低下して苦しい時が多いですね。
意見の相違から離党を決意しました = 所属政党は自分にとってお荷物状態
ということです。
なかなかに薄情です。
例えば、政治家Aさんが、ある補助金に反対しているとしましょう。
でも所属政党Bは補助金交付の方針を決定したとしたなら、Aさんは補助金反対を諦めなくてはなりません。
本来は決定したことの中で、さらに細分化して政策を作り上げていく際に、よりベターなものを考えるべきであるでしょう。
これが政治はベターを選ぶ、ということの本質かと思います。
有権者がベターな政治家を選ぶというのと混同しがちですが、俗に言うベターを選ぶというのは、こちらこそが本質だと考えています。
つまり、選挙公約なんてもの、縛られるのはナンセンスに思います。
どうしても納得がいなかければ、有権者は次の選挙で新たな審判を下せばよいのです。
私は、この部分でごねる人には投票したくはないです。
④野党時代の動き
野党になると、基本的にロクな動きをしませんね。
基本は政策ではなく政局です。
野党時代に政策論争をせずに政局重視の姿勢の政党には私はほとんど投票することはありません。
健全に生産的な議論をできる野党であれば投票することもあるでしょう。
そういう意味では、私はこれまでの選挙では与党に投票することが多かったです。
どっちも少数派だったわけで、私が投票した政党は負けてしまいましたが・・・。
結果論的には、私の考え方はこの2回については誤りだったかもしれません。
民主党に政権が変わったからこそ自民党は引き締めをはかったし、自民党に政権が戻ったから政治がわりと安定してきました。
そこまで見越して、それぞれ民主党と自民党に投票した人はあっぱれだと思います。
私はそこまでは読み切れませんでした。
参院議員選挙も近づいてきました。
一つ提案があります。
参議院が良識の府とならないようならば、そろそろ本気で一院制も考えても良いと思います。
ここまで良識の府になれない時期が続くのであれば、基本的に人間の営みの中で良識の府は構造上作れない、と判断しても良いのかもしれません。
基本的には、良識の府と呼ばれる構造を作ることができるならば存続。できないならば撤廃が好ましいと考えます。
そういう構造を作ることができるかどうかの判断は、間もなくリミットを迎えているか、あるいは、すでにリミットを過ぎている時期なのかもしれません。
全員が参議院の投票をボイコットしてみる?