cyborg’s blog

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北朝鮮訪問

小泉首相の訪朝により家族5人が日本へ来た。
が、今回の訪朝結果に対しては賛否両論があるよう。
むしろ否の方が強い感も受ける。
北朝鮮問題を日本の立場から整理すると
1.拉致被害者の家族帰国問題
2.行方不明拉致被害者問題
3.核・ミサイル問題
4.人道支援問題
1+2+3+4→国交正常化
抜けていることもあるかもしれないが、大まかには上記であろう。
解決に限りなく近づいたものが1であり、その他は未解決。
しかし私は今回の訪朝は及第点を評価したい。
今回の訪朝だけで1〜4の全てが解決するようならば、アメリカやロシアまで含めた国際問題に発展するような問題ではなかったはずである。
そして6ヶ国協議の必要もないわけである。
1の解決は当たり前のことだという雰囲気があるが、その「当たり前」の解決をずっとできなかったわけである。
そして1の解決について首相でなくてもできたはずだという意見もあるが、それも否。できてなかったではないか。
これまでの首相、外相、その他閣僚含めてできてなかったのである。
今、日本にとって必要なことは
5.解決した問題について首相の労をねぎらう
6.未解決問題を整理する
6については批判・非難するのではなく整理することが重要ではないか。
久々に公明党の神崎代表に共感した。
「せっかく家族を連れ帰って怒られるのでは誰もやろうとしなくなる。何もしないほうがいいのか」
その通りだと思う。
一気に全てを解決しようという姿勢は外交として誤りなのは間違いない。
できるところから少しずつすればよいのだ。
今回で首相訪朝は最後だというのは言いすぎだ。隣の国なのだから必要に応じて足を運べばよいではないか。
今回、拉致被害で解決しなかった家族の方には気の毒だとは思うし、自分が当事者ではないから気持ちが分かるとか適当なことは言えない。
しかし、その当事者から「最悪の結果だ」とか「首相にはプライドがないのか」などと批判する態度はいただけない。
批判する相手を間違っている。
批判すべきは小泉首相ではなく、拉致加害者である。
まだまだ言いたいことはあるが、気が向いたときに。