cyborg’s blog

たまに更新します。

移住の話

田舎に引っ越してから7月7日で2年が過ぎました。

程よい田舎というのがポイントです。

自然もあれば、買い物などの生活も困らない。

一応、車社会でして、車がないと厳しいよ、とは言われます。

しかし、実は引っ越してきて1週間ほどは車無しでも自転車と電車でも生活できたので、本当は車が無くてもやっていけるのだと思います。

 

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私が住む富山県上市町は人口約2万人強です。

熊やイノシシも出るそうですが、まだ見たことはない!

 

ちょっと車で10分ほどいったところではカモシカを見たこともあります。

 

一次産業の他、工場などもいくつか見受けられます。

 

引越してしばらくは、東京と違って人がすいていて暮らしやすいなぁなんて思っていましたが、あっという間に順応してしまい、今では信号待ちの車が5台もいれば、混んでるなぁ今日は人が多いなぁなんて思ってしまいます。

 

慣れるって怖い。。。

 

さて、そんな上市町ですが、地方でよく聞かれる人口減少に直面している自治体の一つです。

 

移住してくる人がいると良いなぁとも言われますが、せっかくなので首都圏で保育と仕事の両立ができない人なんかは思い切って上市に移住するのもありなんじゃないかなぁと思います。

 

例えば、(不謹慎かもしれませんが)シングルマザーやシングルファーザー。

 

首都圏では待機児童の問題もありますし、保育園に入れたとしても保育時間の問題もあります。

現実的には限られる職種の中で頑張らなくちゃいけない状況になって、身動きとれずに困っちゃってる人も多いのではないかと思います。

 

いわゆる職を選ばなければ、上市町のも求人はいくらでもあります。

職を選ばなければ、と言うのがミソですね。

農業だけじゃなく、車で30分の富山市にいけば、一般的な企業もあるかと思います。

それに起業の金銭的な支援策もありますので、自身に都合のよい内容で起業するというのもありです。

 

起業でなく勤めたとして、定時に仕事を終えることへの理解は首都圏と比べると進んでいるように思います。(そうでないところもあるかとは思いますが)

 

時折、繁忙期が襲ってくることもありますが、ほとんど仕事は9時-17時で終えています。

子供を8時に保育園に送って、17時半頃に迎えにいくという生活を送っています。

 

北陸新幹線のおかげで、東京出張も短時間の打合せならば保育園の送り迎えと両立もできてしまうという環境です。(1時間延長することもありますが、延長料は安い! 時間は保育園によって異なりますので要注意)

 

例えばシングルマザーが待機児童のことで東京23区の行政に相談にいったとして、地方と提携し、思い切って体制の整った地方を仕事と合わせて移住紹介するというのも有りなのではないかなと思います。

 

東京都23区も人があふれていますので、いわゆる都市圏ではなく全国40都道府県くらいの各県に10万人ずつ送り込めば、23区の人口も400万人減らすことができますよね。

電車を2階建てにするよりも、それくらいに減らすことを目指した方が良い気がしますね。

 

人があふれて困っている東京と、人が減少して困っている地方、それぞれが独自に政策を展開しても効果は限定的でしょう。

Win-Win関係を目指して、連携を進めることが良いんでしょうね。

多分、この程度のことはすでに進めているあるいは進めたことがある、あるいは検討しているのでしょうけれど。

 

地方は職が限られるとは言いますが、首都圏でやっている仕事が本当に人々を幸せにしている仕事なのかどうか、というのも今一度、自分の心に正直になってみるのも良いと思います。(私は、きっと、そうではないのではないかと仮説を立てております)