cyborg’s blog

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医師の苦悩

世界で最先端の治療や、薬であっても日本では検証がなされていないために保険の利かない治療がある。
たとえそうであっても、藁をも掴みたい患者がいて治療に踏み切りたいと考える。
一方で、未承認治療に踏み込めない医療に対する世間の批判は厳しい。
「何故、患者の気持ちを考えない」と。
そして未承認の治療を行った医師に対しても、やはり世間の批判は厳しい。
「もし事故が起きていたらどうするつもりなんだ。人の命を軽く考えているのか」と。
確立されていない治療方法を行う・行わないの選択肢に迫られた時点で、世間からの批判にさらされることになる。
行くも地獄、引くも地獄と言う奴だ。
未成熟な日本民族であるが故に、上記問題が生じるのである。
つまりリスクは全て他人に負わせたいという精神が未成熟だと言っているわけである。
少し話はずれるが、医師を目指す人は必ず批判にさらされる時がくるのではないかという恐怖とも戦っているのではないだろうか。
医療に対する批判は少なくとも型にはめるべきではなく、個々に全てを判断していかなければならない性質のものであると考える。