cyborg’s blog

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再び大学全入時代を考える

2009年に到来すると言われていた大学全入時代
ところが進学率の鈍化とともに2007年へと前倒しされる計算だ。
2003年度において大学・短大の志望者数は85.4万人。一方入学者数は71.8万人でその差は13.6万人となる。
ところがい法で18歳人口はおよそ141万人。
進学者の中に浪人生等を含めたとしても、大学へ行かない人は非常に多い。
残りの人たちは専門学校、就職あるいはフリーターの道へと歩むわけだ。
旧国立大学でいっそのこと定員を増やしてはどうだろうか。
大学の質が下がるという意見もあるだろうが、「高卒の受け皿」と割り切ってみてはどうだろうか。
「高卒の受け皿」というと聞こえは悪いが、特に目的意識もなくフリーターをやっている人をターゲットとする。
先のように大学の質は下がるかもしれないが、教育を受ける人の数を増やせば日本全体としての質は向上するのではないか。
大学スタッフを目指しつつもなかなか空きのない所謂ポスドクも溢れている。
雇用、日本全体の質の向上を考えれば当面、そう恐らくこの先20年くらいのスパンでは大学定員を増やしても良いのではないだろうか。