僕のボルボ

帰宅すると　とある警察より留守電が入っている。
「「△■(僕の名前)さんでしょうか。○×警察署のものですが」。
あれ、俺何か悪いことしたっけ？
悪いことに身に覚えは無数にあるものの、どれもこれも可愛いイタズラ程度で犯罪には程遠いがはて？
と思っていたら「△■(僕の名前)さんの自転車を預かっております。また電話します」。
あーすっかり忘れていた。
盗まれてからどれくらいたっただろうか。
半年か１年か。ボルボと名づけた僕の自転車。
新しく買わなくてよかった、ついに戻ってくるのか。
けど、電話くれた警察がやたらと遠いぞ。
最寄の山手線沿線まででたとして、さらに正反対に位置するようなところじゃねぇか。
自転車って送ってもらえないのかな？
あるいはお金もとられるのだろうか。
自転車こいで家まで帰ったら２時間以上かかるような気がする。
あ、地下鉄に乗り入れるかな、ってできるわけないか。
どこぞやの電車でそのような試みをやっているとは聞いたことがあるが・・・まさか山手線やらでは無理だろうな。
ま、金曜の夜にでも取りにいければのんびりと乗って帰るかな。
それにしても私のボルボを盗んだやつには懲役10年くらわしてやりたいよ。
自転車盗んでるやつ多すぎの世の中、もすこし厳しく罰してもいいのでは？
と思いつつも少し嬉しい夜の出来事。