cyborg’s blog

たまに更新します。

議員報酬について

市議会議員でも議員報酬をアップなど、時折見られますね。

議員報酬についてのアップの理由は様々ですが、良く聞かれるのは

 

  • 自治体政治を担っているのだからそれにふさわしい給料
  • 今の金額では成り手がいない

 

といったところでしょうか。

まず、ふさわしい給料について。

これって何?

働いた分のみ支給するパターンもありますが、およそこういうのは専任の場合が多いですよね。

政治家を上位に見ているということなのでしょうか。

 

はっきり言いますが、政治家は政治家としての役割があるだけです。

偉いも偉くないもありません。

 

とある市議会議員は40人。定数を少々削減する代わりに報酬を月10万円アップとか、よろしくないですね。

仮に35人で10万円だとしたら、350万円でしょうか。

その市に仮に保育士が1000人いたとしたならば、月3500円給料をあげた方がいいのではないか?介護士の給料を上げた方がよいのではないか?

 

たかだか数百円とか数千円という言葉を耳にしますが、こういうことの積み重ねという側面も多々あると思うのです。

 

議員と保育士では議員の方が偉いから議員に報酬をたくさん配るというのはちょっと違うと思いますよね。

もちろん民間企業でしたら給与に格差はあって然るべきではありますが、およそ自治体に属する類の職種であれば、ある程度の生活すら保証できないような給与水準の職種の人たちにまず目を向けるべきだと思います。

 

次に、今の金額では成り手がない、ということで報酬をアップする場合。

これも前述の通り、ある程度の生活水準が確保できれば良い、という水準にすべきだと思います。それを超えるならば、きっとまた政治と金の問題が出てくる。

 

給料で有能な人材を集めるというパターンもありますね。特に民間企業では、人格はあまり重視せず結果のみを求めて高給で引き抜くとかいうパターンですね。

 

しかし、政治家においては、結果を残せる&人格の両方を求めるべきだと思います。

過剰な金額につられて政治家になろうと言う人は、どちらかというと私腹を肥やすのに有能な人たちになってしまう気がしてしまいます。

 

お金で政治家の成り手を釣ろうとするな。

 

むしろ、一般平均の給料あるいはそれより少ないくらいの給料でこそ生活をしてやろう、という志のある人こそ政治家として大事な資質ではないでしょうか。

 

例えば一般平均の給料では成り手がいないのであれば、定数に満たなくてもいいではないか。

その給料でやろう、という人たちだけでやればいいではないか、そう思うのです。

 

ちょっと偏りすぎな意見かもしれませんが、皆さん、どう思いますでしょうか?