cyborg’s blog

たまに更新します。

あぁ、はるかなる夜空

帰路、電車に乗る。
疲れた体は座席を欲するものの、座れるような電車ではなく、吊り革につかまりぐったりと目を瞑る。
ふと隣りからフェロモンを感じる。
目を向けると、美しい女性が立っている。
ややウェーブのかかった薄いブラウンの髪。
雪のように白い肌。
ノースリーブから覗かせる腕がまた僕の心をキュッとつかむ。
ロングスカートが落ち着いた雰囲気をかもし出す。
けばすぎず、地味すぎず、そして清潔感漂う女性。
少し酔っているのか疲れているのか、吊り革につかまった彼女の体から時折、力がすっと抜けているように見える。
その仕草がフェロモンを増幅させているのだろうか。
やや細身ではあるが、いや、スラっとしているという言葉の方が正しいか。
まさに吸い込まれそう・・・・・・いや、どちらかということ吸い込みたい。
ここ10年で目にした女性の中で彼女は間違いなくトップ3に入るであろう。
同じ駅で降りたものの、僕と異なる乗り換えホームへと姿を消していった。
ちょっと寂しい・・・・・・
でも心の安らぎという天からの贈り物。ほんの10分の出来事である。